ハードSFではないのですが、最近のSFのなかでは感動作です。各賞総なめな理由もうなずけます。「空にふれた少女」がよいとされていますが、私も非常に気に入りました。 あらすじは、文明に侵されてしまったアフリカの種族キユク族の末裔コリバが、連邦の力をかりて、ある惑星に、もう一度、キユク族の楽園を作ろうとします。伝統を重んじ、科学による変化を一切受け入れさせないようにしようと努力していきますが、はたして、「変化しない文化」は実在するのでしょうか?コリバやその楽園の人々の葛藤が、文学的に表現されていて、とても美しい作品です。
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